📝この記事でわかること
- なぜ「筋トレ×サウナおじさん」が“イタく”見えるのか、その理由
- 中年男性がジム通いやサウナにハマる、本当の背景と心理
- 「やってるだけ」ならいいのに、なぜ“キモい”と思われるのか
- SNSでありがちな“痛い発信”の境界線
- 「整った中年」を肯定的に捉えるための視点
👤こんな人におすすめ
- 筋トレやサウナにハマってるけど、ちょっと世間の目が気になる中年男性
- 「胸トレ完了」「整った〜」のSNS投稿、実はちょっと恥ずかしいと感じてる人
- 健康のために頑張ってるのに、「痛い」と思われたくないすべての大人たち
- 意識高い系の“押しつけ発信”にモヤっとしたことがある人
- 自分を整えることに真剣な人を、もっと素直に応援したいと思っている人
はじめに:中年の趣味が“痛く”見える理由、考えたことありますか?
最初にお伝えしておきますが、僕は39歳の中年男性です。
筋トレとサウナが大好きで、週に何度かジムで汗を流し、そのままサウナに直行。
水風呂に浸かって「ととのう」──そんなルーティンが、僕の生活の一部になっています。
でもある日、ふと思ったんです。
「筋トレとサウナが趣味って、中年男性としてどう見られてるんだろう?」
SNSや世間の空気感を眺めていると、どこか“違和感”を感じる瞬間がある。
今回はその違和感について、ちょっと真面目に、自戒も込めて考えてみたいと思います。
中年の筋トレ×サウナが「イタい」と言われる理由
たとえば、SNSでよく見かけるシーン。
- 鏡越しの自撮りに「胸トレ完了」
- サウナ後の「整った〜」投稿
- 「プロテインは最強のサプリ」とキメ顔レビュー
…正直、ちょっとウザがられても仕方ない瞬間、あるんですよね。
40歳前後の男性がこうした投稿をすると、
- 「意識高い系おじさん」
- 「必死に若作りしてる」
- 「ナルシストで痛い」
そんなふうにラベリングされることもある。
でもね、僕らがやりたいのって、「目立ちたい」とか「かっこつけたい」とか、そういう話じゃないんです。
衰えやストレスと、どう折り合いをつけて生きていくか。
筋トレとサウナは、そのための“静かな戦い”なんです。
筋トレとサウナは「中年の危機管理」
30代後半にもなれば、いろんな変化が出てきます。
- 代謝が落ちる
- 睡眠の質が悪くなる
- お酒が残る
- 顔に疲れが出る
こうした変化に気づいたとき、ふと思うんです。
「このままじゃ、マズいな」
僕はそのとき、ジムに向かいました。
そして、汗をかいて心をリセットして、サウナで身体を温める。
それが、自分を立て直す時間になった。
これは趣味なんかじゃなく、“自己肯定感を取り戻す手段”だったんです。
キモくなるのは「語り方」を間違えたとき
筋トレもサウナも、自分のために楽しんでいる限り、何も問題はありません。
むしろ、年齢を重ねても身体と向き合っている人は、素直にカッコいいと思う。
でも、問題は──
それを他人に押しつけた瞬間です。
たとえばこんなセリフ。
- 「筋トレしないのは甘え」
- 「サウナ行かないなんて人生損してる」
- 「朝活しない奴は成功できない」
……いやいや、うるさいわ(笑)って思いますよね。
どんなに正論でも、押しつけがましい“マウント語り”になった途端、共感は一気に冷めてしまう。
危機感ニキの例に見る「言い方の罠」
ちょっと前にバズった、“危機感ニキ”ことメンズコーチ・ジョージさんの動画。
「運動経験ないやつ、厳しいって」
という強めの語りが話題になりました。
内容自体には一理ある。運動習慣の大切さや、フィジカルとメンタルのつながり。
でも、もしこれをリアルの友人や職場の上司から言われたら──
たぶん、ちょっと引きますよね。
「お前の生き方、間違ってる」と暗に言われてるようで、素直に受け取れない。
大事なのは「筋トレやサウナ」そのものじゃない。
伝え方と距離感なんです。
おわりに:「整った中年」で、何が悪い?
これからも、僕はジムで汗を流し、サウナでととのいます。
それが当たり前で、特別だとも思わない。
ただ、自分の心と身体をきちんとメンテナンスしたいだけ。
少しでも自分を大切にしたいだけなんです。
だから、お願いがあります。
筋トレとサウナが趣味な中年男性を、「キモいかどうか」で判断する前に、
「あ、この人、ちゃんと生きようとしてるんだな」って、ちょっとだけ思ってもらえたら嬉しいです。
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