「いや、俺、運動してんのに。ジムも行ってるのに。なんで腹だけ残んの?」
──そんな風に思ったこと、ないですか?
実は、これ、僕自身の話なんです。
39歳。週に3回、ジムでバーベルを上げて、サウナでととのって。
いわゆる“意識高め中年”をやってるつもりだった。
なのに、なぜか腹だけが頑固に成長する。
「え、俺だけ?」「筋トレの仕方が悪いのか?」って悩んだ時期もありました。
でも、ようやく気づいたんです。
筋トレじゃ痩せねぇ。原因は“食いすぎ”だった。
若い頃の“無敵モード”は、もう終わってる
20代の頃って、焼肉バカ食いしても、深夜ラーメンしても、なんとなく体型キープできた。
「運動すればチャラ」みたいな謎の成功体験があったから、今でもその感覚を引きずってる人、多いと思う。
でも、それ、代謝の暴力なんです。
年齢とともに、代謝は確実に落ちる。
30代から1年で1%ずつ筋肉は減る。基礎代謝も落ちる。
つまり──
「昔と同じように食べたら、確実に太るのが中年」
なのに、習慣は若い頃と同じ。
食べる量は変えず、生活は忙しくなり、睡眠は短く、ストレスで間食増える。
そりゃ、腹だけ育つわけだ。
「筋トレしてるから大丈夫」っていう幻想
これ、ほんと多い。
「ジム行ってるし」「スクワットしてるし」「ウォーキングもしてるし」
──そう言って安心して、ラーメン大盛りに唐揚げ追加する人。
すまん、俺もそうだった。
でも、現実はもっと残酷。
たとえば、ジョギング1時間で消費するカロリーは約400kcal。
ラーメン1杯は800〜1000kcalオーバー。
「運動したからって、食べた分チャラにはならん」
これ、言い換えれば「運動は“体型維持”にはなるけど、“ダイエット”にはならない」ってこと。
食事が全て。いや、ほぼ全部。
「9割は食事」って本当だった
僕が実践して効いたこと、それは食事改善の徹底。
運動はそのままにして、食い方だけガラッと変えた。
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夜の炭水化物を“半分だけ”にする
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コンビニ惣菜をやめて、納豆・焼き魚・ゆで卵中心に
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朝はプロテインだけ
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清涼飲料→炭酸水+ブラックコーヒー
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週1だけ“ご褒美ラーメン”でバランス取る
これだけでも、2ヶ月で腹囲が3cm減った。
体重より、「お、腹回りちょっとスッキリした?」のほうがテンション上がる。
中年は「太らない努力」が最強のダイエット
ここまでやってわかったのは、「中年ダイエット=減らすより、増やさない戦い」だということ。
毎日ちょっとずつ太る生活をしてれば、1年で数kg簡単に増える。
だから、その“日常の誤差”を潰していくしかない。
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寝る2時間前は何も食わない
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間食はナッツやゆで卵で耐える
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外食は「腹6分目」で止める(←これが難しい)
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できるだけ階段、できるだけ歩く
派手なことはしなくていい。
とにかく“太らない日”を積み重ねる。
まとめ:俺たち中年は、“食事が9割”を受け入れろ
もし今、
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筋トレしてるのに痩せない
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運動してるのに腹だけ残る
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食べてないつもりなのに体重が減らない
そんな悩みがあるなら、たぶん答えは一つ。
「食べてる」んです。気づかないうちに、ちゃんと。
中年の敵は「摂取カロリー>消費カロリー」──このシンプルな事実。
筋トレも運動も超大事。だけど、それは「痩せるため」じゃなく「老けないため」にやるもの。
本気で体を変えたいなら、冷蔵庫とスーパーとの向き合い方を変えるしかない。
では、そろそろ晩ごはん。
今日も「炭水化物ちょい控え」で、未来の腹を守ろうと思います。
おっさんたちよ、共に戦おう。
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