「自分を大事にしていますか?」
この問いに、どれだけの人が「はい」と即答できるだろうか。
おそらく多くの人が、「うーん…普通かな」と曖昧に答えるか、そもそも自分のことを後回しにしている自覚すらない人もいる。
でも、“自分を大切にする”って、具体的にはどういうことなんだろう?
僕はこれを、大きく2つに分けて考えている。
🧠 ① メンタル的に自分を大切にする
たとえば、こんなことだ。
相手に合わせて無理に笑わない
理不尽で嫌なことに「嫌」と言える
固定概念にとらわれず年齢に関係なく、新しいことに挑戦する
頑張ってる自分を、ちゃんと認め労わることができる
つまり、“他人の期待”よりも“自分の本音”を大事にする
🏃♂️ ② 物理的に自分を大切にする
それは、もっと日常的で具体的な行動に現れる。
7時間以上しっかり寝る
ジャンクフードとか食べずに体にいいものを食べる
座りっぱなしであまり動かない人は定期的に運動する
- 仕事以外に熱中できる自分の趣味を持つ
そんな別に特別なことは書いていない誰でも意識すればできることだ
🧠 裏付ける研究もある
ハーバード大学の“成人発達研究(75年以上継続)”では、 「幸福度や成功を分ける要因は、学歴でも収入でもなく、“自分との関係性(自己受容)”だ」と示されている。
また、自己決定理論(Self-Determination Theory)によれば、 「自分の価値観に沿って生きている人ほど、モチベーションが高く、成果も出やすい」とされている。
ここで言う「自分を大切にする」とは、まさに“セルフケアができる人”であるということだ。
そしてこのセルフケア、決して贅沢でも特別なことでもない。 むしろ、日常の中で“自分をどう扱うか”の小さな選択の積み重ねだ。
✔ 自分の未来をつくる「選択の質」
就寝1時間前にはスマホやpcの操作をやめてちゃんと眠る
糖質脂質を抑え、タンパク質・ビタミン・ミネラルを積極的に摂取する食事をする
いつもより1駅前に降りて歩いて通勤してみる
理不尽で嫌なことにNOと言うか、自分を押し殺すか
そのひとつひとつが、「未来の自分の価値」を上げているか、下げているかに直結していく。
💰 実は、“セルフケアできる人”のほうが収入も高い
これは感覚の話ではなく、データでも証明されている。
週3回以上の運動をしている人は、+6〜10%の年収差(米Journal of Labor Research)
睡眠時間が1時間長い人は、+4〜16%の年収プレミアム(Gibson & Shrader)
日本でも、睡眠の質が高い人は年間76万円の生産性損失を回避できている(ブレインスリープ調査)
つまり、自分を大切にできる人は、集中力・判断力・交渉力・継続力──すべてが高まる。 結果的に「稼げる人」になるのは、ある意味“当然”なのだ。
🤔 なぜセルフケアが“できる人”と“できない人”がいるのか?
✅ セルフケアができる人は…
自分の価値を信じている →「自分の可能性を諦めていない人」、「自分はまだやれる成長できると信じてる人」
未来を見据えている →「今の行動が未来の自分をつくる」と理解している
小さな成功体験を積んでいる →「運動したらスッキリした」「睡眠を優先したら仕事がうまくいった」など、効果を実感している
❌ セルフケアができない人は…
自己否定が染みついている →「自分自身に期待してない」やっても変わらないと思っている
“ケア”を“サボり”だと思っている → 頑張る=正義、休む=甘えと考え、休むことに罪悪感をもっている
過去の失敗体験に縛られている → 自己主張して失敗したり恥をかいた経験があり、「自分を押し殺す方が安全」と思い込んでいる

✅ まずは物理的に自分を大事にしょう
「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」
一見、精神論のように聞こえるかもしれないが、実はこれ、かなり本質を突いている。
メンタルを整えるにも、人生を前向きに進めるにも、その土台にあるのは“身体”なのだ。
風邪ひとつでやる気が吹き飛ぶ。
寝不足の日は思考がまとまらない。
食生活が乱れると、感情まで不安定になる。
だからこそ、まず最初に見直すべきは──身体のケアだ。
これは甘えでも贅沢でもない。「自分を大事にする」ための第一歩なのだ。
食事・睡眠・運動だけではなく衣類や住環境にも気配る
もちろん、食事・睡眠・運動が心と身体の土台であることは間違いない。
でも僕は、それだけじゃ“足りない”と思っている。
これは完全に持論だけれど──
衣類や住環境にも、もっと気を配っていい。
たとえば、
穴の空いた靴下や擦り切れた下着を、なんとなくそのまま着ていないか?
同じ服や下着を何日も着て、不衛生な状態が日常化している
物が散らかり、ホコリが積もった部屋で、無意識にストレスを溜めていないか?
これらは一見すると小さなことに思える。
でも、「自分をどう扱うか」って、日々のこういう選択にすべて表れてるんだと思う。
汚れた衣類を着続けるとどうしても心が濁る。
汚れた部屋で暮らしていると、常に頭の中の片隅で「いつかは片付けないと」とおもって知らないうちにストレスを溜め込む。
実際、僕の知り合いでメンタルが不安定な人ほど、部屋が荒れている傾向が強い。
逆に、身なりや部屋が整っている人は、自然と行動も前向きだったりする。
だからこそ、“衣”と“住”にも目を向けてみよう。
それは決して贅沢なんかじゃない。「自分に敬意を払う」って、そういうことだ。
まとめ|自分を大切にするとは、「未来の自分」に敬意を払うこと
ここまで紹介してきたことは、決して特別なノウハウではありません。
食事・睡眠・運動、そして衣類や住環境に気を配ること。
どれも、シンプルで“当たり前”に思えることばかりです。
でも、この「当たり前」をちゃんとやる人は、案外少ない。
自分を大切にするとは、“今の自分”の気分を良くするだけでなく、未来の自分に敬意を払うことでもある。
今日の選択が、数ヶ月後・数年後のあなたの姿をつくっていく。
自分を整えることで、行動の質が変わり、思考が前向きになり、人間関係や仕事のパフォーマンスも変わっていく。
それが結果的に、出世や副業の成功、人生の充実に繋がっていくのだと僕は思います。
だからこそ、まずは自分を信じて、やってみてほしい。
「どうせ自分なんか…」と、最初から期待しないのはもったいない。
誰よりも先に、自分が自分に期待してあげること。
それこそが、“自分を大切にする”ということなんじゃないでしょうか

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